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空き家の維持費は年間いくら?福井の一戸建てで計算してみた

この記事でわかること

  • 空き家を「そのまま」にすると年間いくらかかるかがわかる
  • 固定資産税・保険・管理費など、費用の内訳がわかる
  • 年間コストをざっくり自分で計算する目安がわかる

越前市・鯖江市の空き家のご相談を無料で受け付けています。読みながら「うちの場合はどうなんだろう?」と思ったら、お問い合わせからいつでもどうぞ。

「とりあえずそのままにしてある」——そういう空き家、けっこうありますよね。

売るわけでも、貸すわけでもない。ただ、静かに置いてある。
ところがその「ただ置いてある家」、何もしていないように見えて、毎年じわじわお金が出ていっています。

しかも「年間いくらかかっているか」をちゃんと計算したことがある人は、実はほとんどいません。
見ないようにしているうちは、痛くないですからね。
健康診断をなんとなく先延ばしにするのと、たぶん同じ心理です。

今回は、その出費を項目ごとに整理してみます。

のどかな住宅街に建つ空き家
「ひとまずそのまま」にしてる空き家、維持コストを一度整理してみませんか

① 固定資産税・都市計画税

空き家でも、土地と建物がある以上、毎年かかります。
誰も住んでいなくても、ここだけは容赦なく請求が来ます。

金額は物件によってちがいますが、越前市・鯖江市の一般的な一戸建てだと年間3〜8万円くらいが目安です。

今は「住宅用地の特例」という税金の優遇があって、安くなっています。
ただ「特定空き家」などに指定されて勧告を無視すると、この優遇がはずれて最大6倍になることも。
→ 詳しくは空き家の固定資産税6倍はいつから?流れと避け方を解説でじっくり書いています。

② 火災保険・地震保険

「誰も住んでいないんだから、保険なんていらないでしょ」——いえ、ちょっと待ってください。

空き家でも、火災や自然災害のリスクはなくなりません。
むしろ人の目がないぶん、気づくのが遅れて厄介です。
それに、人が住まなくなった時点で保険会社への通知が必要になるケースがあります(契約内容によります)。

これを通知しないままにしておくと、いざ火事や災害が起きたときに「対象外です」と言われて、保険がおりないことも。
毎年きちんと保険料を払ってきたのに、いちばん助けてほしい場面で梯子を外される——最悪のパターンですよね。
加入している保険の内容を、一度確認してみてください。

保険料の目安は、年間1〜6万円くらい
空き家は「住宅」ではなく「一般物件」という区分になることが多く、住んでいる家より高くなりがちです(参考:各種保険会社の公開情報より。補償内容・建物の評価で変わります)。
→ 空き家の保険まわりは、空き家に火災保険は必要?入らないと損する3つの理由でくわしくまとめています。

③ 管理・草刈りにかかるお金

人が住んでいないからこそ、放っておくわけにはいかないんですよね。
家というのは、荒れる方向にだけは、ものすごく早く・真面目に働きます。

  • 庭の草刈り・除草(年2〜3回)
  • 換気や水を流す作業(月1回くらい)
  • 雨漏りや虫のチェック

近くに住んでいて自分でできるなら、ここのコストはほぼゼロ。
でも遠方から業者さんに頼む場合は、年間3〜10万円かかることも普通にあります。
→ 草刈りの相場は空き家の草刈り費用、福井ではいくら?頻度の目安もで細かく出しています。

自分で通うにしても、実家までの交通費とガソリン代。地味にこれが効いてきます。
たとえば関西や中京から福井まで、高速代とガソリン代で1往復1〜2万円くらい。
年4回帰るだけで、交通費だけで年4〜8万円という計算になります。
「自分でやればタダ」のはずが、意外とタダじゃないんですよね。おまけに丸1日つぶれます。

実はこの「遠くて管理が大変」という悩み、かなり多くの人が抱えています。
全国の調査でも、空き家の管理で困っていることとして**「遠方に住んでいて行くのが大変(約2割)」「作業そのものが大変(約3割)」**が上位に挙がっています(国土交通省の調査より)。
離れて暮らしているほど、維持費と手間はじわじわ重くのしかかってきます。

地元のデータでも、似た傾向が出ています。
鯖江市が空き家の持ち主に聞いた調査では、**「数年に1回程度、またはほとんど管理していない」という人が約4人に1人(25%)**いました(鯖江市の空家等対策計画より)。
お金だけでなく、手間も続けるのが大変——だからこそ、つい足が遠のいてしまうんですよね。

家のミニチュアと電卓とメモ帳
項目を書き出してみると、意外と出費があることに気づきます

④ 水道・電気の基本料金

使っていなくても、契約したままだと基本料金がかかり続けます。

  • 水道:2ヶ月で1,500〜3,000円くらい(福井は2ヶ月ごとの検針。口径による)
  • 電気:月800〜1,500円くらい(契約アンペアによる)

管理のために通水や換気をするなら、契約は残しておくことになります。
なので、年間2〜4万円前後はみておいたほうがいいです。
→ 止める・残すの判断は、空き家の水道・電気は止める?残す?判断の目安で整理しています。

⑤ 見落としがちな「突発費用」——福井は雪もある

ここまでは毎年決まって出ていくお金でしたが、空き家にはもうひとつ、忘れた頃にドンと来る出費があります。

  • 台風や大雪のあとの、屋根・雨樋の修理
  • 折れた庭木の伐採・処分
  • 給湯器や設備の故障(使っていなくても劣化します)

とくに福井は雪国です。
越前市・鯖江市でも、降る年はしっかり積もるので、雪囲いや雪下ろしを頼めば、そのぶんの費用もかかります。
古い家ほど「今年は何ごともありませんように」と祈る冬になりがちで、この突発費用は読めません。
だからこそ、維持費は「毎年の固定分+いざというときの備え」で考えておくのが現実的です。

まとめ:年間いくらかかってる?

項目 年間の目安
固定資産税・都市計画税 3〜8万円
火災保険・地震保険 1〜3万円
管理・草刈りなど 0〜10万円
水道・電気の基本料 2〜4万円
合計 6〜25万円

自分で管理できる方なら、年6万円台におさまることもあります。
でも遠方に住んでいて業者さんに管理を頼む場合は、年20万円超になることも。

ここで一度、電卓を叩いてみてください。
「置いてあるだけ」でも、10年で100〜250万円くらいが静かに出ていく計算になります。
何も生み出していない家のために、ちょっとした車が一台買える金額。
……改めて数字にすると、なかなかの破壊力ですよね。
しかも車と違って、空き家は乗って出かけることもできません。
ただそこにあるだけで、毎年お金だけが出ていくんです。

それでも空き家のままにしてしまう。
その理由として全国でいちばん多いのが**「物置として使っているから(約56%)」、次が「解体費用をかけたくないから(約47%)」**でした(国土交通省の調査より)。
気持ちはよく分かります。
ただ、その"物置代"として毎年これだけ払い続けるのは、ちょっともったいない話でもあるんです。
→ 物置として使う場合の注意点は、空き家を物置・倉庫にすると税金は?意外な落とし穴3つにまとめています。

維持費をちょっとでも安くするコツ

「今すぐ売る・貸すは決められない。でも出費は減らしたい」——そんな方向けの、地味に効く小ワザです。

  • 電気の契約アンペアを下げる。管理用に最低限あればいいので、基本料金を圧縮できます
  • ガスは解約する。空き家ではほぼ出番がありません
  • 保険を空き家向けに見直す。補償の重複や、いらない家財補償を外せることがあります
  • 管理作業はまとめてやる。草刈り・換気・通水を1回の帰省に集約すれば、交通費の回数が減ります

どれも数千円〜数万円レベルの節約ですが、維持費は「毎年続く」お金。
10年単位で見ると、けっこうな差になります。

活用したら維持費はどうなる?

こしのやに空き家を借り受けてもらうと、毎月の賃料を受け取りながら、管理もこちらでやります。
オーナーさんにお願いするのは、最初の現地確認や契約まわりが中心。
ほとんどの手間をなくせます。

つまり、お金が「出ていくだけ」の家を、「入ってくる」家にひっくり返せる、ということです。
毎月の支払い明細でため息をついていた家が、毎月ちょっとした楽しみを運んでくる家に変わる。
家そのものは何も変わっていないのに、です。

「うちの場合はどうなるんだろう」と気になった方、気軽に声をかけてください。
まずは自分で維持費を計算してみて、それから考える——そんな順番でも、もちろん大丈夫です。

なお、「もう売却して手放したい」という方のご相談も受け付けています。状況に応じて、信頼できる地元の業者をご紹介します。

「うちの空き家の場合はどうなんだろう?」と思ったら

こしのやは福井県の越前市・鯖江市を中心に、空き家の活用・管理のご相談を受け付けています。「まだ何も決めていない」段階でも大丈夫です。

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