こしのやこしのや -越ノ家-

県外から福井の実家を管理するには?空き家の遠隔管理法

この記事でわかること

  • 遠方に住んでいても福井の実家を管理する方法がわかる
  • 帰省できないときに何が心配で、どう備えるかがわかる
  • 自分で通えない場合に頼める選択肢がわかる

越前市・鯖江市の空き家のご相談を無料で受け付けています。読みながら「うちの場合はどうなんだろう?」と思ったら、お問い合わせからいつでもどうぞ。

「親が施設に入って、実家が空き家になってしまった」
「相続したけど自分は県外に住んでいて、なかなか帰れない」

こういうケース、福井では本当に多いんです。

全国の調査では、空き家の管理で困っていることとして**「遠くに住んでいて行くのが大変」と答えた人が約2割**いました(国土交通省の調査より)。
離れて暮らしているほど、実家のことは気になるのに手が出せない——そんなジレンマを抱えている人が、たくさんいるんです。

進学や就職で県外に出た子どもたちが、福井に残った実家をどうするか——気にはなっているけれど距離が遠くて手が出せず、結局「そのまま」になりがちです。
距離は、気持ちまで遠ざけてしまうんですよね。そう、恋愛と同じです。

でも、遠方に住んでいても「ちゃんと管理できている」状態にする方法は、ちゃんとあります。今回はそれを整理します。

夕暮れ時の静かな住宅街と古い一戸建て
「帰りたくても帰れない」——遠方に住む家族から、こういう声をよく聞きます

放置するとどうなるか、まず知っておいてほしいこと

「遠くてなかなか見に行けないから、ひとまずそのままにしてある」

これ、気持ちはすごく分かります。でも、ひとつだけ正直に言わせてください。
空き家は、見に行けない家ほど、傷むのが早いんです。

  • 湿気がこもって、カビや木材の腐食が進む
  • 庭の草が伸びて、近隣からクレームが来る
  • 不法投棄や不審者の侵入リスクが上がる
  • 雨漏りや破損に誰も気づかず、修繕コストがふくらむ

家を見に行く頻度が**「年に数回」程度の空き家は、こまめに通っている家にくらべて、傷みや不具合が見つかる割合が明らかに高い**そうです(国土交通省の調査より)。
見に行く回数が減るほど、家は静かに傷んでいく。距離の遠さが、そのまま傷みの早さにつながってしまうんです。

→ 放置するとどうなるかの全体像は、空き家を放置するとどうなる?増税・傷み・苦情など4つのリスクにまとめています。

そして厄介なのは、これらが全部、誰も見ていない静かなところで進行すること。
「久しぶりに帰ったら、記憶の中の実家より、だいぶ老けていた」——そういう話を、本当によく聞きます。
家は、見てもらえない時間の分だけ、こっそり歳をとるんですよね。

遠方から管理する方法、3つの選択肢

① 近くに住む親族・知人に頼む

一番コストがかからない方法です。

月に1〜2回、様子を見に行ってもらえる方が近くにいれば、ひとまずの安心感は得られます。

ただし、人にお願いする以上「毎回頼みっぱなしで申し訳ない」という心理的な負担も出てきますし、頼まれた側も「結局、何を見ればいいの?」と困りがち。
お互いが気をつかって、いつのまにか足が遠のく——というのもよくある話です。
「お願いする側」も「頼まれた側」も、どっちも少しずつ我慢しているうちに、気まずくなって関係性まで悪くなることがあるかもしれません。
なので、簡単なチェックリストを渡しておくと、ぐっと頼みやすくなります。

確認してほしいポイントの例:

  • 郵便受けにチラシなどが溜まっていれば捨ててもらう
  • 外壁や屋根に目立った変化がないか
  • 庭の草の状態
  • 不審な出入りがないか

② 管理業者に依頼する

専門の管理業者に定期的な巡回・換気・通水などを任せる方法です。

費用はかかりますが、プロが定期的にチェックして報告してくれるので、遠方からでも安心して状態を把握できます。
「実家、どうなってるかな」とふと不安になったとき、スマホの中に最新の写真がある——この安心感、地味にあなどれません。

費用の目安は月5,000〜15,000円くらい。年間で見ると10〜20万円前後になることが多いです。

僕(こしのや)のほうでも管理サービスを請け負っています。
外観チェック中心のライトプラン(月5,500円)と、室内の換気・通水まで入るスタンダードプラン(月11,000円)の2本立てです。
→ 作業内容のくわしい中身は、越前市・鯖江市の空き家管理サービス、料金と作業内容にまとめています。

③ 空き家を活用・貸し出しに動く

管理を続けるのではなく、「誰かに使ってもらう」方向に動く選択肢です。

人が住んでいれば、建物の傷みは格段に遅くなります。おまけに賃料も入ってくる。
守るためにお金を払う側から、活かしてお金を受け取る側へ、立場が変わります。
「お金と手間がかかる困りもの」だった実家が、「ちょっとした仕送りをくれる存在」に変わる。同じ家なのに、です。

「そもそも、うちの家が誰かに貸せる状態なのか分からない」という方も多いんですが、それはまず状態を確認してみてからの話。最初の一歩は、判断ではなく確認です。

遠方管理を助けてくれる小ワザいろいろ

業者に頼む・頼まないにかかわらず、遠くからでもできる工夫はいくつかあります。
どれも大がかりな設備はいらず、帰省したついでに仕込めるものばかりです。

  • 郵便物の転送手続き:郵便局に転居届を出せば、実家宛ての郵便物を今の住所へ転送できます(転送期間は1年・更新可)。ポストがあふれる「空き家サイン」を消せて、大事な通知の見逃しも防げます
  • タイマー付き照明:決まった時間に部屋の明かりがつくだけで、外から見た「人の気配」が全然違います。数千円で買えます
  • 見守りカメラ・開閉センサー:スマホで玄関まわりを確認できるカメラも、今は1万円前後からあります。ただし電気契約とWi-Fiか SIM入りカメラが必要なので、そこはセットで考える必要があります
  • 水道・電気は残しておく:遠隔管理でも、換気や通水のためにライフラインは基本残すのがおすすめです。→ 判断の目安は空き家の水道・電気は止める?残す?判断の目安にまとめています

ちなみに防犯の観点では「人の気配を作る」ことがいちばん効きます。
→ くわしくは空き家の防犯対策。空き巣・不法侵入・放火を防ぐにはでまとめています。

福井の実家ならでは。「雪」と「夏」の二大シーズン問題

県外に出た方がいちばん見落としがちなのが、福井の季節リスクです。

冬(12月〜3月ごろ)

  • 水道管の凍結・破裂。水抜きか、最低限の通水をしていないと、春に水漏れが発覚することがあります
  • 屋根の雪の重み。豪雪の年は、雪下ろしをしないと建物へのダメージや落雪トラブルにつながります
  • 「雪かきされていない家」は、ひと目で空き家だと分かってしまう、という防犯面の弱点も

梅雨〜夏(6月〜9月ごろ)

  • 湿気とカビが一気に進みます。閉め切った家のカビの繁殖スピードは、冬の比ではありません
  • 庭の草も夏場が本番。1〜2ヶ月でジャングル化して、ご近所の視線が痛くなります

→ 夏対策は夏の空き家は湿気・カビ・虫との戦い。梅雨明けにやる5つのこと、台風時の備えは空き家の台風対策。前日までの備えと通過後の確認リストにまとめています。

つまり福井の空き家は、「たまの帰省」だけでは季節の変化に追いつけないことが多い、ということです。
年2回の帰省なら、「冬になる前」と「梅雨に入る前」に合わせるのが、いちばん効率的です。

帰省のタイミングで確認したいこと

年に1〜2回でも帰れるなら、そのタイミングで以下を確認しておくと安心です。

チェック項目 詳細
雨漏りのサイン 天井や壁のシミ・変色
水まわりの状態 水を流す・封水を確認
換気 全部屋の窓を開けて空気を入れ替え
外まわり 草の状態・外壁のひび・ポストの郵便物
害虫・害獣 糞や足跡・異臭がないか

帰れない期間が長くなりそうなら、管理業者や地元の知人に定期チェックをお願いしておくのがベストです。

それと、帰省時にもうひとつやっておきたいのが「記録を残す」こと。
家の外観・各部屋・庭を、スマホでぐるっと撮っておいてください。
次に帰ったとき「あれ、ここ前からこうだったっけ?」の答え合わせができますし、万が一保険を使う場面でも「前の状態」の証拠になります。
撮るだけタダなので、費用対効果は最強クラスです。

よくある質問(遠方オーナーさん向け)

Q. 現地に行かずに管理を頼めますか?
頼めます。こしのやの場合、契約手続きは郵送・メール対応、鍵の受け渡しも郵送で対応できます。報告は毎回写真付きでLINEかメールに届くので、福井に一度も来られなくても状態を把握できます。

Q. 親族に頼むのと業者に頼むの、どっちがいい?
近くに信頼できる親族がいて、月1回程度見てもらえるなら、まずはそれで十分なことも多いです。ただ「何年も続くと気をつかう」「チェックの抜けが心配」という段階になったら、業者への切り替えを考えるタイミングです。両方の併用(普段は親族+季節の変わり目だけ業者)という形もあります。

Q. 空き家までの交通費を考えると、管理費用って高くない?
たとえば東京—福井を年4回往復すると、交通費だけで軽く10万円を超えます。月5,500円の管理(年66,000円)と比べると、実は業者に任せたほうが安上がりなことも。時間と体力の節約も含めると、遠方の方ほど外注のコスパは上がります。

こしのやに相談してみてください

こしのやでは、「遠方にいて、空き家をどうしたらいいか分からない」という方のご相談を受け付けています。
距離があるからこそ、地元にいる誰かがいると心強いはずです。

現地確認・管理・活用の検討など、状況に合わせて一緒に考えます。
福井にいる僕が、あなたの代わりに実家の様子を見てくる——そんな関わり方もできます。

「売却か活用か、まだ決めていない」「とりあえず、まず今の状態だけ把握したい」という段階で大丈夫です。
気軽に声をかけてもらえたら、今できることを一緒に整理します。

なお、売却・手放したいというご相談も受け付けています。信頼できる地元の業者をご紹介します。

和室の窓辺に置かれたスマートフォンとノート
遠方からでもメール・電話でご相談できます

「うちの空き家の場合はどうなんだろう?」と思ったら

こしのやは福井県の越前市・鯖江市を中心に、空き家の活用・管理のご相談を受け付けています。「まだ何も決めていない」段階でも大丈夫です。

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