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空き家の管理

空き家の防犯対策。空き巣・不法侵入・放火を防ぐには

この記事でわかること

  • 空き家が狙われやすい理由がわかる
  • 今日からできる低コストな防犯対策がわかる
  • いちばん効果的な対策が何かがわかる

「うちの実家、誰も見てないから何かあったら怖いな」

ニュースで空き家の犯罪を見るたびに、そう思う方は多いと思います。
その心配、正直なところ理由があります。

結論からいうと、空き家が狙われやすいのは「人の気配がない」というサインが、外から丸見えになってしまうからです。
逆にいえば、そのサインさえ消してしまえば、対策としてはかなり効果的です。

今回は、今日から低コストでできる防犯対策をまとめました。

夕暮れの住宅街に建つ一戸建ての玄関
「誰かいる気配」を作ることが、一番のハードルになります

なぜ空き家は狙われやすいのか

警察庁の統計によると、令和6年(2024年)に住宅で発生した侵入窃盗のうち、一戸建て住宅が狙われたケースは7,588件にのぼります(参考:警察庁「侵入窃盗の発生場所別認知件数」より。2026年時点)。

狙われやすい家に共通するのは、「人通りが少ない」「死角が多く見通しが悪い」といった立地の特徴です(参考:各種防犯サービス会社の解説より。2026年時点)。

空き家は、この条件がそろいやすい典型例です。

  • 郵便受けにチラシや郵便物が溜まっている
  • 庭の草が伸び放題になっている
  • 夜になっても電気がまったくつかない
  • 庭木が生い茂って、窓まわりが道路から見えにくくなっている

こうしたサインは、外から見れば「ここには誰もいません」という看板を立てているようなものです。

とくに庭木が茂って死角ができている家は要注意です。
死角が多いと、外から中の様子が見えにくいだけでなく、そこに人が隠れやすくなってしまいます。
庭木の手入れは防犯という意味でも大事な作業なんです。
→ 庭木の放置が招くトラブルは、空き家の庭木、放置するとどうなる?トラブルの元と対策にまとめています。

今日からできる低コスト対策

高額な防犯設備を導入しなくても、できることはたくさんあります。

  • 郵便物をこまめに処理する:溜まった郵便物は「留守が続いている」サインになります。定期的に取りに行く、または管理サービスに任せるのが効果的です。郵便局の転送サービスを使う方法もあります
  • センサーライトを設置する:人が近づくと点灯するタイプは、比較的安価で導入できます。玄関まわりだけでなく、庭の死角になりやすい場所にも設置すると効果的です
  • タイマー式の照明を使う:決まった時間に電気がつくようにしておくと、外から見て「誰かいる」ように見えます。毎日同じ時間だと不自然なので、時間を少しずつずらせるタイプがより自然です
  • 見せる防犯グッズを使う:防犯カメラのステッカーやダミーカメラも、それだけで抑止効果があるとされています。本物のカメラを設置する場合は、記録映像の保管期間や電源の確保も考えておく必要があります
  • 庭木を定期的に手入れする:死角を減らすだけでなく、家の管理状況が良好に見えるという効果もあります

これらは、どれも数千円〜数万円程度で始められるものばかりです。
一気に全部そろえる必要はなく、できるところから始めてみてください。
複数を組み合わせることで、それぞれの効果が高まります。

鍵まわりも見直しておきたいポイント

見落とされがちですが、鍵まわりの状態も防犯上は大事なチェックポイントです。

  • 補助錠を追加する:メインの鍵にプラスして補助錠をつけておくと、こじ開けに時間がかかるようになり、それだけで抑止効果が高まります
  • 窓の鍵も確認する:玄関だけでなく、掃き出し窓や勝手口の鍵も、古くなっていないか点検しておきます
  • 合鍵の管理を見直す:昔リフォームを頼んだ業者、以前住んでいた入居者などに合鍵を渡したままになっていないか確認します。心当たりがあれば、鍵の交換も検討してください

鍵は「壊されにくくする」ことと「合鍵が出回っていない状態にする」ことの両方が大事です。
どちらも一度見直しておけば、その後は特に手間がかかりません。

やりすぎ注意。過剰な設備は費用対効果が悪いことも

対策を調べていくと、「本格的な防犯カメラシステム」「警備会社との契約」など、より本格的な選択肢も見えてきます。

これらは効果が高い一方で、月々の費用がかかり続けます。
空き家1軒にそこまでの投資をするべきかは、物件の価値や、今後どうしたいか(活用するのか、いずれ手放すのか)によって変わってきます。

たとえば、しばらく手放すつもりがなく、今後も活用や賃貸を考えている家であれば、本格的な設備投資も回収の見込みが立てやすいです。
反対に、いずれ手放す予定の家に高額な設備を入れても、その投資が無駄になってしまうこともあります。

まずは低コストの対策から始めて、それでも不安が残るようなら、本格的な設備を検討する——という順番がおすすめです。
「とりあえず全部やらなきゃ」と気負う必要はありません。

放火対策も忘れずに

空き家の防犯というと空き巣を思い浮かべがちですが、放火も無視できないリスクです。

放火は、燃えやすいものが放置されている場所で起きやすいといわれています。
できる対策はシンプルです。

  • 庭やベランダに、燃えやすいもの(古新聞・段ボール・枯れ草など)を放置しない
  • 敷地の周りに燃えやすいゴミが溜まっていないか、定期的に確認する
  • 郵便受けや玄関まわりも、燃えやすいものを溜め込まない
  • 伸びた雑草も、乾燥する季節は燃えやすいものの一つになります

放火は「その気になれば誰でもできてしまう」だけに、燃えるものを置かない・溜めないことが、いちばんシンプルで効果的な対策です。
特別な設備を導入しなくても、こまめな片付けだけでリスクをかなり減らせます。

火災が起きてしまった場合の備えとして、火災保険への加入も欠かせません。
空き家は住んでいる家より保険料が高くなる傾向がありますが、万が一のときの備えとして検討しておく価値があります。
くわしくは、空き家に火災保険は必要?入らないと損する3つの理由にまとめています。

もし侵入された形跡を見つけたら

対策をしていても、実際に「窓が割れている」「鍵がこじ開けられている」といった形跡を見つけてしまうこともあります。
そんなときの動き方も、事前に知っておくと落ち着いて対応できます。

  • まず中に入らない:侵入者がまだ中にいる可能性があるので、無理に確認しようとせず、その場で判断を止めます
  • 警察に通報する:110番して状況を伝え、指示に従います。現場をそのままにしておくことが大切です
  • むやみに片付けない:捜査のために、現場の状態をできるだけそのまま保っておきます
  • 保険会社に連絡する:盗難や破損があれば、保険の対象になることがあります。修理する前に連絡しておくとスムーズです

「実家が荒らされていたらどうしよう」と考えると不安になりますが、やることの順番さえ知っておけば、いざというときに慌てずに済みます。

一度侵入された形跡がある家は、また同じ場所を狙われることもあるといわれています。
壊された部分の補修だけでなく、その後の防犯対策も見直しておくと安心です。

いちばん効果的なのは「人の気配」を作ること

ここまでいろいろな対策を紹介してきましたが、結局のところ、いちばん効果的なのは「誰かが定期的に来ている」という気配を作ることです。

郵便物が溜まっていない、庭がきれいに保たれている、たまに電気がついている——これだけで、空き家は「狙いにくい家」に変わります。

とはいえ、遠方に住んでいたり忙しかったりすると、定期的に通うこと自体が難しいという方も多いはずです。
その感想、まったく正常です。

そんなときは、定期的に見回ってくれる管理サービスという選択肢もあります。
こしのやの管理サービスでは、外観確認・郵便受けのチェック・簡易清掃までを含めたプランを、月5,500円〜でご用意しています。
くわしくは、越前市・鯖江市の空き家管理サービス、料金と作業内容にまとめています。

放置していると防犯以外にもリスクが積み重なることは、空き家を放置するとどうなる?増税・傷み・苦情など4つのリスクでも触れています。

福井で気をつけたいこと

雪の積もった玄関先に残る足跡
積雪期は、足跡がちょっとした防犯サインになります

福井県内、とくに越前市・鯖江市のような郊外エリアは、家同士の距離が離れていることも多く、隣家の目が届きにくいという事情があります。

一方で、地域のつながりが強く、ご近所同士で「最近あの家、誰も来てないね」といった話が自然に共有されることも少なくありません。
ご近所に一言、「たまに見に来る程度なので、何かあったら教えてください」と伝えておくだけでも、ちょっとした防犯ネットワークになります。

また、雪国ならではの注意点として、積雪期は足跡が残りやすいという特徴もあります。
逆にいえば、誰かが敷地に入った形跡があれば、雪の上の足跡で気づける可能性が高いということでもあります。
冬場に帰省・訪問する機会があれば、玄関まわりの足跡もあわせて確認してみてください。

一方で、積雪期は「雪かきをしていない家」がひと目でわかってしまうという弱点もあります。
玄関前や道路に面した部分だけでも雪かきをしておくと、「管理されている家」という印象を保てます。
自分で通えない場合は、除雪も含めて管理サービスに相談する方法もあります。

夏場は逆に、庭木や雑草が一気に伸びる季節です。
空き家の草刈り費用、福井ではいくら?頻度の目安もにまとめているとおり、伸びた草木は死角を作るだけでなく、管理が行き届いていない印象も与えてしまいます。
季節ごとに気をつけるポイントが変わるのも、雪国ならではの特徴といえます。

まずはできることから、少しずつ

防犯対策、全部を一度にやろうとすると大変です。
まずは郵便物の処理か、庭の手入れか、どちらか始めやすいほうから手をつけてみてください。

こしのやでは、越前市・鯖江市を中心に、空き家の活用・管理のご相談を受け付けています。

  • 活用:家をまるごとお借りして、活用開始まで整えます
  • 管理:郵便物の確認・外観点検などを含めた、定期巡回をします

「なんとなく心配だけど、何もできていない」という段階でも、気軽に声をかけてください。

「うちの空き家の場合はどうなんだろう?」と思ったら

こしのやは福井県の越前市・鯖江市を中心に、空き家の活用・管理のご相談を受け付けています。「まだ何も決めていない」段階でも大丈夫です。

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